歯科医院

診療案内

診療案内

口腔内科学分野は、徳島大学病院の歯科口腔外科(口腔内科)および口腔管理センターで診療を行っています。

口腔内科

  • 口腔内科では、口腔疾患ならびに全身疾患に付随する口腔症状・口腔病変の診断と治療を行っています。

  • 有病者や高齢者の患者様の口腔外科治療の際は、生体情報モニターを装着しバイタルサイン(血圧,心電図,経皮的酸素飽和度)をモニタリングしながら、低侵襲の操作で安全に治療を行っています。

  • 歯科治療に対する恐怖や嘔吐反射が強い患者様には、歯科麻酔科と連携し精神鎮静法を併用して負担の少ない治療を行っています。

  • 医科診療科と連携し、骨吸収抑制薬投与前や頭頸部放射線治療前の患者様の口腔スクリーニングと患者教育ならびに口腔衛生指導を行い、顎骨壊死の発症予防に努めています。

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診療受付時間(月〜金)

初診 8:30-11:30

(火曜日を除く)

再診 8:30-16:30

お問い合わせ

[徳島大学病院(代表)]

088-633-3111

[口腔内科外来]

088-633-7372

※受付時間:8:30-17:00

診療内容
1. 口腔粘膜疾患

舌や歯肉、頬粘膜などの口腔粘膜にはさまざまな病気があります。

【1】色素沈着を主症状とする疾患

【2】白斑を主症状とする疾患

①白板症 ②口腔扁平苔癬 ③口腔カンジダ症

【3】紅斑を主症状とする疾患

①紅板症 ②口内炎

【4】水疱を主症状とする疾患

①ウイルス感染症(単純ヘルペス,帯状疱疹,ヘルパンギーナ,手足口病,麻疹)

②自己免疫性水疱症(天疱瘡,類天疱瘡)

これらのうち、紅板症、白板症、扁平苔癬、慢性カンジダ症は、口腔がんに発展する可能性のある疾患(口腔潜在的悪性疾患)に分類されます。当科では生検を行い早期口腔がんの発見に努めています。また、なかなか治癒しない口腔粘膜疾患は、全身疾患(貧血,自己免疫疾患,アレルギーなど)の一症状であることもあり精査を行っています。

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2. 唾液腺疾患

唾液腺は、唾液を産生し口腔内へ分泌する器官です。大唾液腺(耳下腺,顎下腺,舌下腺)と口腔粘膜下に存在する小唾液腺があります。

【1】口腔乾燥症(ドライマウス)

ドライマウスの原因は、①唾液腺の機能障害によるもの(シェーグレン症候群,IgG4関連疾患,放射線障害,加齢など)、②神経性あるいは薬剤性によるもの、③全身性疾患によるもの(糖尿病,腎障害,貧血,高血圧症,脱水など)があります。

【2】唾石症

唾液腺内や導管に結石を生じる疾患です。大きくなり唾液の流れが悪くなると、食事の時に痛みや腫れが生じます。

【3】粘液嚢胞

唾液の流れが障害されてできる嚢胞で下唇粘膜に好発します。舌下面にできた大きな粘液嚢胞をラヌーラといいます。

【4】唾液腺腫瘍

良性腫瘍(多形腺腫,筋上皮腫,ワルチン腫瘍など)と悪性腫瘍(粘表皮癌,腺様嚢胞癌,腺房細胞癌,多形腺癌など)があります。

近年ドライマウスを訴える患者様が増加しています。当科でははじめに唾液の分泌量を測定し、必要に応じて血液検査、唾液腺シンチグラフィー、口唇腺生検を行っています。自己免疫疾患であるシェーグレン症候群やIgG4関連疾患と診断された場合は、薬物治療を行うとともに、医科診療科と連携しドライアイの治療や他の膠原病の合併の有無の検索を行います。

唾石症や粘液嚢胞、口腔内の唾液腺腫瘍に関しては、部位や大きさに応じて局所麻酔もしくは全身麻酔で手術を行っています。

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3. 炎症性疾患

【1】歯周組織の炎症(智歯周囲炎,根尖性歯周炎,辺縁性歯周炎)

【2】顎骨の炎症(歯槽骨炎,顎骨骨膜炎,顎骨骨髄炎)

【3】顎骨周囲の炎症(蜂窩織炎)

【4】歯性上顎洞炎

智歯(親知らず)や炎症の原因となる歯、保存不可能な歯の抜歯を行っています。歯科治療に対する恐怖や 嘔吐反射が強い患者様には、歯科麻酔科と連携し精神鎮静法を併用して負担の少ない抜歯を行っています。

急性顎骨骨髄炎や蜂窩織炎、急性歯性上顎洞炎の場合は、入院下に消炎処置および全身管理を行い、消炎後原因歯の治療を行っています。慢性顎骨骨髄炎のうち放射線性顎骨壊死や薬剤関連顎骨壊死は一旦発症すると難治性の経過をたどることが多く、医科診療科と連携し放射線治療や薬物治療前にご紹介いただき発症予防に努めています。

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4. 嚢胞性疾患

上皮の袋からなる病変で、顎骨にできる嚢胞(歯根嚢胞,含歯性嚢胞,石灰化歯原性嚢胞,鼻口蓋管嚢胞など)と軟組織にできる嚢胞(粘液嚢胞,類皮嚢胞,類表皮嚢胞など)に分けられます。嚢胞性疾患の治療法は手術で、部位や大きさに応じて局所麻酔もしくは全身麻酔で行います。

顎骨嚢胞のなかで最も多いのは歯根嚢胞です。歯根嚢胞の原因歯は可能な限り保存するようにし、地域歯科医院と連携し感染根管治療後に嚢胞摘出術、歯根端切除術を行っています。感染根管治療が難しい歯の場合は、MTAセメントを用いた逆根管充填術を行い治癒率の向上に努めています。

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5. 腫瘍性疾患

【1】良性腫瘍

歯を形成する組織から発生する歯原性腫瘍(歯牙腫,エナメル上皮腫,歯原性粘液腫など)とそれ以外の非歯原性腫瘍(線維腫,脂肪腫,血管腫,骨腫,神経鞘腫など)があります。

【2】悪性腫瘍

舌、歯肉、頬粘膜など口腔粘膜のいずれからも悪性腫瘍(がん)は発生します。口腔がん以外にも口腔内には非上皮性悪性腫瘍である肉腫や悪性リンパ腫が発生することがあります。

良性腫瘍は部位や大きさに応じて局所麻酔もしくは全身麻酔で手術を行っています。悪性腫瘍のうち転移のない早期口腔がんに関して全身麻酔で手術を行っています。進行口腔がん・頭頸部がんに関しては、当院口腔外科や耳鼻咽喉科・頭頸部外科に紹介させていただきます。悪性リンパ腫の場合は、当院血液内科に紹介させていただきます。

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6. 歯科心身症

歯科心身症は定型的な歯科処置で改善しない口腔症状で次のように分類されます。

【1】痛みの問題

舌痛症:舌などの口腔粘膜のヒリヒリ、ピリピリとした慢性痛

非定型歯痛/顔面痛:歯科治療後も遅延する歯や歯肉、顎顔面の慢性痛

【2】異常感の問題

口腔異常感症:口腔内のネバネバ、ベトベト、ザラザラなど触覚にかかわるものや、異味覚など味覚にかかわるもの

咬合異常感:咬合や義歯の違和感

【3】その他の問題

①歯科恐怖症

②口臭恐怖症

舌の表面に外見上異常がないにもかかわらず、舌にヒリヒリ、ピリピリとした痛みをきたす疾患を舌痛症といいます。自律神経の異常やストレスなどの関与が報告されていますが原因ははっきりしていません。当科ではスクリーニング検査を行い、漢方薬などの薬を用いて症状の緩和をはかっています。歯科治療に対する恐怖が強い患者様には、歯科麻酔科と連携し精神鎮静法を併用した負担の少ない治療を行っています。

7. 顎関節疾患

顎関節や咀嚼筋の痛み、開口障害などは顎関節症の可能性があります。診査および画像検査を行い、必要に応じて当院顎関節症専門外来に紹介しています。顎関節脱臼は、当科で整復治療を行っています。

8. 神経疾患

顎口腔および顔面領域の神経疾患は、症状により以下のように分類されます。

【1】顎顔面の痛みをきたす神経疾患

三叉神経痛、舌咽神経痛、非定型顔面痛

【2】顎顔面の知覚麻痺をきたす神経疾患

三叉神経麻痺、顔面神経麻痺、舌咽神経麻痺

【3】顎顔面の運動麻痺をきたす神経疾患

顔面神経麻痺、三叉神経麻痺、舌下神経麻痺、舌咽神経麻痺

必要に応じて画像検査や血液検査を行い、医科診療科と連携をとりながら診断・治療を行います。

口腔管理センター

口腔管理センターでは、医科診療科と連携し、周術期(病気が診断されてから入院、治療、退院の期間)の患者様の口腔機能管理を行っています。周術期等口腔機能管理により術中・術後合併症の予防・軽減と入院療養生活の質の向上に貢献し、歯科医師・歯科衛生士の立場から患者様をサポートします。退院決定後は、口腔機能の維持のために必要に応じて地域の歯科医院と連携します。

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周術期等口腔機能管理の内容
1. 口腔ケア

全身麻酔手術前、抗がん剤治療前、頭頸部の放射線治療前に、歯科医師および歯科衛生士が口腔内の感染源を除去し口腔衛生をよくすることで、術後肺炎や口腔粘膜炎、放射線性顎骨壊死などの合併症の発症を最小限に留め、患者様のより早い回復に貢献できるよう診療を行っています。治療開始前は口腔管理センターで口腔ケアを行っていますが、手術直後で外来受診が難しい場合などは、病棟に往診し口腔ケアを行います。

2. 口腔機能管理

う蝕の治療や義歯の調整が必要な患者様には、歯科の専門の科を紹介し咀嚼機能の回復を行います。また、栄養サポートチームの一員として歯科医師の立場から栄養の改善に取り組んでいます。

3. マウスプロテクタ

全身麻酔手術前の患者様には、歯の損傷予防のために総合歯科診療部と連携しマウスプロテクタ作製を行っています。

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診療のご案内

新患の患者様の受付は、8:30~11:30(火曜日を除く)ですが、緊急の場合は随時対応させていただきます。

診療受付時間(月曜日〜金曜日)

  • 初診 8:30〜11:30(火曜日を除く)

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​初診担当

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初診担当医

桃田 幸弘

(手術日)

青田 桂子

青田 桂子

桃田 幸弘

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